LRTの必要性

1月13日の下野新聞の記事より。
個人的な反論

介護と一言で言えば簡単だけど、いつまでという明確なゴールが無いから、老老介護で力尽きて(または将来を悲観して)・・・ということが良くあります。
だから、要介護認定者や介護従事者をサポートするよりも、介護が必要な時期を遅らせる介護予防の方が重要なはずです(健康な高齢者が多ければ介護費抑制ならびに医療費抑制にもつながります)。だから外出時の選択肢を増やす意味でもLRTはあったほうが良いかと。

実際、健康のための散歩でも、毎日毎日同じルートでいくよりも、帰りは別なルートとかにして変化をもたせたほうが脳に刺激を与えて良いらしいです。

よくLRTの乗り場までどうやっていくんだ!・・・とあります。でも、健康のために朝夕かなりの距離を歩く人は多いです。
(08年12月17日に飲酒運転のクルマに700m引きずられてなくなった主婦(48)も、鶴田町から八幡山の方まで歩いてたようです)
それに、郊外の大規模なスーパーやショッピングセンターも殆どの人は自分の足で歩き回っていますよね?

健康のためや、買い物の時は長距離歩けても、LRTの乗り場まで歩けないというのは変な話ではないでしょうか?

さすがに、LRTの乗り場まで5~6km歩けと言う人はいません。
1~2kmなら普通に歩けるのでは?

クルマ減らして福祉タクシー充実。
福祉タクシーもクルマの一種なのに、減らすという一方で充実させるという矛盾的なところも。
福祉タクシーにも、なんらかの税金が使われているのでは?
検索したところ、宇都宮市には『「重度心身障がい者タクシー料金助成」 市単独事業』というものがありました。

バスもエコなものへ切り替える。
→そのエコなバスを購入するお金はほとんど税金です。
バスにもかなりの税金がかかっているのを知っているのだろうか。
関東バスでデビューしているバスのうち半分は、東京で排ガス規制などにより走れなくなったバスを整備して投入しています。

バスだと年々排ガス規制が強化されるので12~15年程度で取り替える必要がありますが、鉄道車両の場合はその2倍~3倍程度はつかえるはずです。
排ガス規制による廃車を抜きにしても、経年に車体の老朽化とかもあります。何十年もつかえるような頑丈なつくりにすると、エコとはいえないのでは・・・。

事業仕分けによって、バスを新車で購入するのための補助金が削減されたようなので、来年以降は東京のお下がりはさらに増えるか、または取替えすらできなくなる可能性もあります。
栃木だけじゃなくて、大都市以外の全国的な問題なので、東京のお下がりの需要が高まって、それらが買えない可能性もあるわけで・・・。
このままでは必要なバスの台数が足りなくなって路線維持すらやばいかも?
突発的な故障が相次ぎ、当日朝になって運休とか出てくる可能性もあります。

→税負担でLRT反対がありますが、バスにしても福祉タクシーにしても、なんらかのかたちで現在進行形で税金は使われています。

エコや地球温暖化防止のためにレジ袋削減といってますが、道路拡張のために市街地の樹木が伐採されている現在進行形な問題もあります。
昨年は護国神社の樹木が道路拡張のために160本ほど伐採されているので、ガソリン使用量が高い宇都宮市内も温暖化が著しいのでは・・・。

2009年11月07日
http://e-tochigi.com/blog/blog.php?key=9624

2009年11月15日
http://e-tochigi.com/blog/blog.php?key=9815

ただ、LRT作る場合も、作新まで延伸の場合はこの辺に駅を作ると思うのでどのみち伐採される可能性はありますが・・・。

0 Replies to “LRTの必要性”

  1. 基本的な質問ですいませんが、
    そもそもLRTを作る一番の狙いってなんでしたっけ?

    環境…という表向きな理由はおいといて、
    とりあえず柳田街道の渋滞緩和とかでしたっけ?

  2. > だっちょ@副管理人さん
    そういわれてみれば、新聞でも税負担などコスト関係の話題ばかりで、根本的なところがあまり出てきませんね。

    たぶん、柳田街道(特に鬼怒川の前後)の渋滞対策、ついでにグリーンスタジアムへのアクセス向上かな。
    元々(昭和の時代、工業団地や住宅団地の分譲当時)は、モノレールの構想がありましたが、バブル崩壊などで建設コストのかかるモノレールよりLRTにシフトしたんじゃなかったかな。

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