福井の事例 ヒゲ線延伸へ

中日新聞サイトより

『ヒゲ線延伸 福井市、左折案を表明』

2012年12月5日

 福井鉄道の市役所前-福井駅前間(通称ヒゲ線)について、福井市の東村新一市長は四日に開会した市議会の本会議で、「JR福井駅西口まで左折して延伸する」との意向を正式に表明した。これを受け、「延伸左折」を盛り込んだ西口広場のレイアウトが近く決まることになり、西口再開発事業の着工遅れは回避できる見通しとなった。

 東村市長は、市が持続的に発展するためには電車、バス、タクシーといった公共交通を一カ所に集約し、利便性を高めることが不可欠と指摘。「再開発事業に取り組んでいる今こそ、実現しなければならない施策」と決断の理由を述べた。地元商店街が反対していることには「話し合いを今後とも継続していきたい」と配慮した。

 西口再開発事業では再開発ビルの着工時期を二〇一三年十月と計画。実施設計と権利変換計画の策定時期を迎えているが、延伸計画の行方次第では屋根付き広場の配置なども変更となるため、スケジュールに影響が出る恐れが指摘されていた。

 延伸には「左折案」と、JR福井駅西口再開発ビル北側の屋根付き広場に沿って入る「直進案」が候補として浮上していた。「左折案」を選んだ理由について東村市長は、本会議散会後に「左折案はバスと電車、屋根付き広場の連携がとれる」と説明、回遊性を重視したことなどを挙げた。
 市の方針に対し、福井駅前五商店街連合活性化協議会の加藤幹夫会長は「反対を押し切ったことは不満で残念。商店街の活性化策が見えず、市と具体的に議論したい」と語った。
 (山本洋児)
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20121205/CK2012120502000019.html

記事+見取り図付
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2012120502000238.html

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