バスの車いすリフト、普及進まず…補助活用なし

最近は、どの会社も車種統一したりして、コスト削減しているので、リフト付バスは、盲点だけど導入は厳しいでしょうね。

特に空港行きだと、床下のトランクは必須になりますから、トランク容量が少ないバスを日常的に使うのは厳しいかと思います。
座席の一部を荷物スペースにするとしても、わずかな距離でも、荷物を抱えてバスの狭い乗降口を乗降りしなければならなくなるので、負担も増えます。

季節や曜日による利用客数の変動もありますから。
リフト付の貸切車を用意して、季節とかで増便で出すのからはじめたほうがいいかも。

入れるとしても、都市間路線用とか、都市と観光地かな。

『バスの車いすリフト、普及進まず…補助活用なし』

 国土交通省が2000年から高速バスやリムジンバスなどを対象に始めた「車いす用リフト新設補助制度」が利用されていないことがわかった。

 赤字経営が多いバス会社にとって高額な設置費や座席数の減少などが敬遠の理由とみられ、同省は今年度から自動車課税の軽減を打ち出したが、普及は進んでいない。

 制度は、00年11月施行の高齢者や障害者による公共交通機関の安全利用の促進を目指す交通バリアフリー法(06年からバリアフリー法)に基づき、経費の原則4分の1を補助し、その上限は190万円となっている。

 高速バスやリムジンバスは構造上、座席下の貨物スペースが必要で、同省は制度の導入でリフト設置を進めようとした。しかし、費用は通常400万円ほどかかり、あるバス会社関係者は「費用が重荷で、座席数も減るため、採算が取れなくなる」と打ち明ける。リフト付きは昨年度、全体の3%(438台)にとどまっている。

 同省は普及率25%を目指し、今年度からリフトを設置したバス会社に対し、自動車取得税と自動車重量税の軽減を決めたが、実績はゼロ。同省の担当者は「バス会社への働きかけを強化したい」としている。

(2013年1月29日17時24分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130128-OYT1T00846.htm

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