LRT計画進展を理由にゼビオが本社機能を宇都宮へ

LRT建設決定でなく、計画の進展で企業本社が進出。
逆を言えば、
某団体が目指しているLRT計画の凍結(白紙撤回)が決定したら、企業の撤退表明がでて来る可能性もありえますね。

読売オンラインより
2014年09月22日

 スポーツ用品店を展開するゼビオが、福島県郡山市に置く本社の機能を宇都宮市内に全面移転することがわかった。候補地としてJR宇都宮駅西口の日清製粉の工場跡地を取得した。宇都宮市が進める次世代型路面電車(LRT)計画をゼビオの拠点構築の好材料ととらえ、この土地か、駅東口側のLRT沿線に進出する方向だ。西口の土地活用策は市とも協議し、JRの駅の東西をつなぐLRT拠点などとして提案する。

 複数の関係者によると、ゼビオが取得したのは宇都宮市今泉の土地約1万平方メートル。駅西口から徒歩2分程度と交通の便がよく、一定規模の商業施設にも使える面積を確保した。

 同社は土地取得について、「現時点ではコメントできない」としている。ただ、関係者によると、移転先に同市を選んだのは、LRT計画の進展が主な理由という。

 同社は、事業の核は国内外でのスポーツ用品販売だが、顧客層を広げる狙いから、医療・健康分野の事業や教育・研究にも着手している。LRT東口側の予定ルート沿いには、宇都宮清原球場や県グリーンスタジアム、大学などがあり、LRTが通れば、同社は自社の関連施設を沿線に集積したい考えだ。その際は本社機能も併せて検討する。

 すでに西口に取得した土地も移転の候補先とし、市のLRT計画に協力する形で活用策を練る。

 LRTに対しては、市民の間になお慎重な意見が残るが、大手流通企業の実質的な転入は、市の計画推進や県内経済の活性化には追い風となりそうだ。

 同社は今年1月、本社機能のうち、商品を買い付ける購買部門のみ、家電量販店大手のコジマ本社(同市星が丘)の一部建物に移転させている。東京電力福島第一原発の事故後、海外のスポーツメーカーとの商談などに支障が出ていたことが理由だった。

■ゼビオ 1962年創業。紳士服専門店からスポーツ用品大手に成長し、95年に東証1部に上場した。2005年に同業のヴィクトリアを買収。15年3月期連結決算の売上高は2200億円を見込み、アルペン(名古屋市)と業界トップを競う。今年3月末のグループ従業員数は1898人。海外を含めて約600店舗を展開しており、県内にも「スーパースポーツゼビオ」などを出店している。

http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20140921-OYTNT50452.html?from=tw

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