【報道】倒壊の大谷石壁 大半が施工不良

毎日JPより
『東日本大震災:倒壊の大谷石塀、大半が施工不良 風評被害防止へ指導を /栃木』
 ◇「高さ規制超え」鉄筋必要なのに… 足工大教授ら、風評被害防止へ指導を
 東日本大震災で目立った大谷石造りの石塀や石蔵の倒壊。大半が、鉄筋を入れていないなどの施工不良だったことが、足利工業大の和田昇三教授(建築学科)とNPO「大谷石研究会」(小野口順久理事長)らの調査で分かった。建築基準法に違反した状態で、「大谷石は地震に弱い」との“風評被害”を懸念する研究会は「正しい施工方法ならびくともしないはず」と強調する。【吉村周平】

 和田教授らは4月上旬、被害のひどかった宇都宮市清原地区や真岡市など2市2町で被害状況を調査。石塀28件中24件で倒壊や一部破損などの被害があり、被災石塀の全てで鉄筋が使われていないなどの施工不良を確認。石材間にセメントが十分に付着していない塀もあった。業者が石材の特徴を理解しないまま積んだ可能性があるという。無被害の塀は鉄筋の縦筋が入っていたり控壁で支えられていた。

 石塀の工法については、宮城県沖地震(78年)でブロック塀が倒壊し多数の死者が出たのを受け、80年に塀の高さを規制する建築基準法施行令が改正された。それまでの「2メートル以下」から「1・2メートル以下」に変更された。国土交通省に認定された工法なら1・2メートルを超える石塀も建てられるが、調査では多くの石塀が1・2メートル以上なのに、正しい工法を用いていなかった。

 和田教授は「塀は建物と違い建築確認の必要がない。人的被害が出てからでは遅い」と行政指導を求めている。研究会の小野口理事長は「1825年に建てた石蔵を含め、我が家の大谷石建造物6棟は無被害。正しく建てれば震度7にも耐えられるはず」と、大谷石石材協同組合などを通し正しい施工法の周知を呼び掛けている。

 調査結果などを掲載した研究会広報紙は真岡市や芳賀町の役場などで無料配布している。問い合わせは研究会(電話028・652・0005)。

http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20110607ddlk09040054000c.html

2 Replies to “【報道】倒壊の大谷石壁 大半が施工不良”

  1. 言っちゃナンですが、こ~ゆ~のを因果応報っていうんぢゃないでしょうか???

    あ、写真のコトじゃありませんよ!♪

  2. 記事中に紹介されている小野口さんちの大谷石建造物は本物というか、本式というか、とても正しく施工されていると思います。

    石も良いものを適材適所で使っていますし、機会があったらその美しさとともに多くの方に見学していただきたいです。

    ■小野口家住宅
    http://www5.plala.or.jp/toeido/

    石塀の施工不良は大谷石に限ったことではなく、施工業者の手抜きだけでなく、無知によるものもあると聞きます。

    施主の責任もあると思いますが…

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