郊外型大型店で地方活性化

なんてことはありえないのが実情です。

週刊新潮 12月30日・1月6日新年特大号より

イオングループは郊外に大規模店を出店するけど、採算が悪ければ短期間で閉鎖してしまうので、郊外に大型店が開店して客は皆そっちへ行き中心部はシャッター通り化。
イオンがなくなっても、シャッター通りから商店街へ復帰も困難で、いっそうの過疎化が進むだけのようです。

ただ、影響を受けるのは商店街だけではなく、一世代前のショッピングモールの場合も、近隣に新たに大型モールができれば、一気に寂れて空き店舗だらけになってしまい、ゴーストモールと化したようです。

7 Replies to “郊外型大型店で地方活性化”

  1. > なんてことはできるわけがないのが実情です。

    と思ったら、絶対にできない。
    なんとかしようと思って行動すれば、なんとかなる。

  2. この場合郊外型大型店≒大手小売業者という意味なんだと思いますが、正しくは、「できるわけがない」ではなくて、「ありえない」が正しいのではないかと。だって、最初っから地域活性化なんか目的じゃないんだから「するわけがない」ので、できるできないの問題ではないです。何とかしようと思っての行動で大手呼ぶのはありえないし、大手の電子マネーのプラットフォーム借りるなんて自殺行為もいいとこ。
    まぁ、基幹プラットフォームとして自社電子マネーを導入すれば、おいそれと撤退できない、という踏み絵にすることはできるかもしれませんが。

    もっと深刻なのはコンビニですね。
    コンビニが地域の商店を駆逐して、駆逐されたがゆえに地域の商業力が落ち、結果、コンビニも撤退する。
    後は商店がない街が残されてしまいます。
    90年代は出店基準も緩かったのでもともと商圏が小さなところにも出店できましたが、時代とともに条件が厳しくなり、条件を満たせなくなって閉店するケースがものすごく多くなっています。これは、都市部(俗に言う中心街)でも山間部でも一緒ですね。

  3. > ガリレオくんさん
    そうですね、東武宇都宮百貨店のように地域に溶け込むとか、ガーデンアウトレットのように、広い駐車場をスキー場利用者にも開放して、スキー場へのシャトルバス発着点として、帰りに寄ってもらったり。いろいろと方法はありますね。

  4. > うすいさん
    たしかにそうですね。
    活性化というか、広い土地があって利益が出るか否かですもんね。

  5. > うすいさん

    「ありえない」というのは、また淋しい言葉ですネ。違った目的を持っているものでも、結びつくことはできます。そんな考え方が地域社会を崩壊させているんじゃないでしょうか?

    > サルビアさん

    そうそう、考えればいろいろあると思います。あとは、それをどう実行していくか?そこに暮らす人たちが他人任せでなく、しっかり考えて行動することが大切だと思います。できないこと(例えば他人を動かすこと)よりできること(自分たちで)を考えることがなによりだなァ~と、最近しみじみと思います。

  6. > ガリレオくんさん
    私の文章が連携することを否定していないことに気づいていただいてますか?
    結びついたところで、本質的な理念を共有することがありえない以上、裏切られて当然という認識の上で対応しないと後でさらにひどいことになる、ということです。
    他人任せではない行動で自分で考えてできることをするのであれば、通常、郊外型大型店の進出は地域活性化「ではない」ことは自明のはずです。麻薬のようなもので、利便性の向上と雇用の創出が図られるので一時的な幸せは享受しますが、地域の「体」はボロボロに蝕まれます。地域が気づかないまま依存しきったところに、売り手の都合で麻薬が処方されなくなってしまえば、以前のようにしようとしても心も体もボロボロで身動きが取れなくなります。

    東武宇都宮百貨店は東武百貨店本体とは一線を画した地元の別法人です。
    #だから東武百貨店宇都宮店ではない。
    上層部は本体から来ている人もいますが、ほとんどは地元採用で、閉鎖されても本家に引き取ってもらえない可能性の高い人たちです。だから地域に溶け込むか否かは存続に関わる問題なんです。

    ガーデンアウトレットは経営戦略上サービスを提供しているのであって、純粋に地域に貢献しようとしてやっているわけではありません。黒磯板室はアウトレット以外で観光客が降りる要素が乏しいので、アウトレットの利用者を増やすには他の観光と連携するのは当然のことです。でも、それで地域が活性化するわけではない。というか、それによって、本来道筋の商店や飲食店に落ちるべき利益がなくなり、やっていけなくなる店も出るでしょう。
    スキー客やアウトレットなどはそれでもいいですが、地元の住民やふらりと紅葉を見に行った観光客に、道すがらにまったく店がないというのは観光的にも地域経済的にも大きな打撃です。

    別にイオンやヨーカドーに限ったことではなく、栃木市の福田屋や高根沢のキリンビールだって同じこと。
    国内大手よりは県内大手、県内大手よりは近隣大手、近隣大手よりは市町村大手、市町村大手よりは地元の中小。できるだけ身近な事業者、サービスを維持するようにしないと。

    大手企業がその体力を生かしてやってもらえるのはありがたいことですが、それは宝くじに当たったようなもの。地域の基礎体力の維持もしていく視点がなければ、地域社会は維持できないと思います。

  7. > うすいさん

    連携することを否定するとか、しないとか、ではないんです。
    「ありえない」とか「裏切られる」という語感が寂しいなァ~と感じてるだけなんです。(へ皿へ)

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