政府専用機 退役か

yahooニュースより

そんなに古くはないだろうと思っていたけど、民間会社でもB747-400は順次退役とか貨物機に改修がすすんでいるようです。

747クラスを政府専用機使っているのはいくつかあるけど、すべて747-400以前のタイプで、747-400型は日本だけのようです。

機体整備委託先を全日空や日本貨物航空に変更するなど(全日空は2015年までに退役予定)で、当面しのいで、次期専用機として、E767とかKC-767で運用実績のある767200ERあたりを導入するとかはできないのかな。。。

ただ、日本には、この政府専用機以外だと、C130くらいしか人員輸送できるの無いんじゃないのかな。
近距離ならともかく、政府や経済界はさかんにグローバル化といってい時代にいざというときに多数の人を乗せて長距離を飛行できる飛行機がないと、いろいろと大変になるのではないかな。
現地へ赴任している人を「自己責任」の一言で、見捨てるわけにもいかないだろうし。

民間だと、乗員の安全などを理由に拒否権(過去に日本航空が拒否したことあるようです)があるし、機材や乗務員の都合とかもあるから、ホントの緊急事態(戦争とかで邦人を他国へ緊急輸送)の時に都合よく飛行機飛ばせられる保証はないよね。

ウィキペディア政府専用機の項目の一部抜粋
~ここから~
また、ベトナム戦争やイラン・イラク戦争など、海外の有事の際の邦人救援特別機として日本航空の機材を使用することを打診した際に、乗務員の安全面などから同社の労働組合が運航に反対するなどの問題があった。さらに自衛隊員の海外派遣に際して、同社の一部の労働組合から様々な反対があるなど、有事の際の海外移動を一民間会社に任せることへの問題が噴出し、この様な問題がない政府専用機の導入への検討が進められた。
~ここまで~

『政府専用機 退役へ 経営再建中の日航、整備困難に』
毎日新聞 1月24日(月)15時2分配信

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在外邦人の輸送訓練で使われた政府専用機=愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地で2011年1月19日、竹内幹撮影
 首相ら要人の外遊や緊急時の在外邦人救出に使う政府専用機「ボーイング747-400型」2機が数年以内に退役する方向となった。「あと10年は使える」(防衛省)というが、機体整備を委託する日本航空が今年度中に同型機を全て退役させ、整備が困難になるため。政府は近く検討委員会を開催し、新型機購入の方向で検討するものの、財政状況が厳しい中「民間機をチャーターすべきだ」との意見も出ている。【樋岡徹也】

【写真特集】JAL ボーイング747-400 ジャンボジェット

 防衛省などによると政府専用機は91年、米国の対日貿易赤字減らしに協力するために2機を360億円で購入した。日航に機体整備や搭乗員教育などを委託しているが、経営再建中の日航は燃費の悪い同型機を今年度中に退役させる方針。部品や人員の関係から、数年後には整備を受けられなくなる見通しになった。

 自衛隊が自ら整備するには、設備や器材などをゼロから用意しなければならない。数百億円を超える経費が必要で「費用対効果の観点から適当ではない」(防衛省)という。このため、新機種導入の是非など今後の方針を決める必要があり、政府関係者は「人気機種はオーダーから納入まで数年はかかり、改装や飛行訓練も考慮すると、再来年度予算の要求までに決めないと間に合わない」と話す。

 ただ、政府専用機の必要性への理解が十分に得られている状況ではない。日航が政府専用機の整備だけのために部品や人員を確保するとコストが上がることから、防衛省は11年度予算の特別枠に、前年度より11億円多い41億円を維持費として要望した。しかし特別枠を巡る「政策コンテスト」で、A~Dの4段階評価でC判定となって17億円しか認められず、他の予算を削って維持費を捻出せざるを得なくなった。

 政府関係者は「先進国は全て政府専用機を持っている」と説明する。だがコンテストで公募した意見でも「事業を実施する必要があるか」の問いに、約6割が「そう思わない」と回答した。

 ◇政府専用機

 約150人を一度に輸送でき、日本から北米や欧州まで無給油で飛べる。会議室のほか盗聴されない秘匿通話装置やインターネットが利用できる装置もある。航空自衛隊千歳基地に所属する自衛隊機で、パイロットや客室乗務員も航空自衛官が務める。

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