【報道】母乳からも放射性ヨウ素131を検出

一番いいのは、空気を吸うやめて全部酸素ボンベとかに・・・?

『母乳から微量の放射性物質=市民団体が検査―福島』
時事通信 4月20日(水)19時50分配信
 福島第1原発事故で水道水や農作物から放射性物質が検出された問題を受け、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」(村上喜久子代表)は20日、福島市内で記者会見し、福島など4県の女性9人の母乳検査で、茨城、千葉両県の4人から1キロ当たり最大36.3ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。
 厚生労働省は水道水の放射性ヨウ素が同100ベクレルを超える場合、粉ミルクなどに入れて乳児に摂取させないよう求めているが、母乳については明確な基準はなく、村上代表は「今回の数字が高いとも低いとも判断できない」としている。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000133-jij-soci

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検査した団体のコメント

マスコミ関係者の皆様へ

母乳に放射能汚染の心配があります。
汚染の高かった地域のお母さんたちに母乳の検査を呼びかけます。
全国の皆さんに母乳検査と母子の支援を訴えます。

私たちは、「本当に母乳に放射能汚染はないのか」という事を心配して、茨城県のお母さんたち5名、福島県3名、宮城県1名に母乳を提供していただき、放射能検査をいたしました。その結果、茨城県のお母さんの母乳の複数から、ヨウ素-131が検出されました。福島県の方の母乳は不検出(1名検査中)、宮城県の方の母乳も不検出でした。(セシウムは不検出)*数値は記者会見で発表

実際に母乳の放射能汚染があった事は衝撃です。原因は、様々考えられますが、公開されている空気・水・野菜・原乳の汚染の高かった地域のお母さんたちの母乳は、もしかしたら赤ちゃんに与えるには高いレベルにあるかもしれないと私たちは心配しています。

今回母乳を提供してくださったお母さんたちは、赤ちゃんのためを一心に思い、勇気をふるって協力してくださいました。これからこうしたお母さんたちを支援 するために、母乳の調査を広く実施するとともに、万一数値が検出された場合でも安全なところへの一時避難や安全な食べ物や水、粉ミルクや他のお母さんから の母乳の提供など、お母さんが希望される事をバックアップするネットワークを作りたいと思います。

国は、繰り返し「直ちに健康障害の恐れはない」とだけ言いますが、果たしてそうでしょうか。チェルノブイリでは子供たちの白血病や甲状腺ガンがピークに達したのは10年後でした。

私たちは、市民のネットワークの力で母乳の放射能汚染のデータを持っておきたいと思います。過去に原爆症、水俣病、カネミ油症、薬害等々、国の研究は被害 者である市民を守るものではなく、長年被害者を苦しめる側にありました。今もって母乳の調査がされていない、又は発表されない事は国は内部被曝の証拠が消 えるのを待っているのでしょうか。

母乳調査は、目には見えない内部被曝の実態を唯一目に見える数値にする指標ともなります。いろいろな食べ物や環境、生活パターンなどを合わせてデータ化することは、貴重な内部被曝の実態とその原因や対策を考えるきっかけにもなると確信します。

『母 乳調査・母子支援ネットワーク』は、福島県、茨城県を始めとする放射能汚染を受ける可能性のある地域のお母さんに向けて母乳検査を呼びかけると共に、全国 の皆さんに、母子を支援する検査の資金カンパ、母子を支援する様々な取り組みにお力をお貸しいただけますよう、呼びかけます。

2011年4月21日

母乳調査・母子支援ネットワーク
発起人 村上喜久子・大賀あや子・宇野朗子・大石光伸・村井和美・河田昌東・向井雪子・黒部信一・高橋智津子・村上麻衣

http://hairoaction.com/?p=306

One Reply to “【報道】母乳からも放射性ヨウ素131を検出”

  1. 母乳含有量は母体摂取量の約1/4になるようです。

    問題なのは、この値が実質的に健康被害をもたらすのか、確定的なことがわからないという点だと思います。

    人口放射性物質はアメリカが最初に核実験を行ってから、大気中にいつもありました。50年前の方が今度の事故による汚染より多かったという論文もあり、放射性セシウムについては、最近の検査でも水道水から検出された資料がありました。黄砂が大量に運んできていることを示す資料もありました。

    でも、このわずかな汚染が実質的な健康被害をもたらすのか、もたらさないのか、わからない。

    チェルノブイリとはそもそもの放出量も違うし、食品への規制も速やかにされていますから、空気も水も食物も汚染の度合いが全く違いますし、同列に考えるのは危険だと思います。

    心配し不安になりストレスを感じる方が実質的な健康被害をもたらすレベルであっても、摂取しないに越したことはない。摂取しない方がいいと言われれば不安になるとは思うのですが、残留農薬なんかもそうですよね。

    神経質にならなくても防御は出来ます。インフルエンザに対応出来る使い捨てマスクなら十分効果があり、肌の露出を避け、帽子で髪への付着を防止、上着や帽子に付着したほこりはしっかり払い落とす。手洗い、うがい、歯磨きの徹底。花粉症の対策とほぼ一緒ですね。

    葉もの野菜は流水で洗って下ゆですれば8割以上落とせるそうです。

    有害物質がもたらす健康被害は個体差がありますよね。でも、赤ちゃんのためなら、リスクゼロを目指したいのがお母さんだと思います。

    風評被害は防ぎたいけれど、文科省で数値も出していますし、心配なら避けられますよね。

    どうしても行政が示す医療放射線量と比べて「安全です」という文言に耐えられないのですが、明確にリスクを指摘できる論拠もありません。

    論拠がなくても、私が中学生以下のこどもの『お母さん』なら、『安全』な残留農薬や添加物と同様に、神奈川以東の特に表流水が水源の水道水や食物は避けたり除染してると思います。

    反面、おいしくバランスよく食べてスムーズに排泄して、不安に思わずににこにこ元気でいることを優先した方がいいとも思います。

    もう放出されちゃってるし、半年は続くの当たり前だし、でも規制もされてるし、複合的なバランスなんじゃないでしょうか。

    お母さんたちを思うと、不安にさせるのがいちばんダメなんじゃないかとも思います。

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