【報道】山あげ祭り 開催決定

asahi.comより
復興願い 山あげ祭りへ
2011年05月02日

山あげ祭で使う仕掛けを作る仲町の若衆たち=那須烏山市の山あげ烏章館

 東日本大震災での被災で開催するか否かが検討されていた那須烏山市の夏の風物詩「山あげ祭」が実施されることになった。祭りの起源は疫病退散の祈願といい、「こんな時だからこそ実施したい」と方針を決めた。被災して休館していた「山あげ会館」も1日、再開した。当番町では若衆に米国人が加わり、準備が始まっている。
 山あげ祭は毎年7月第4週の金、土、日に開かれている。今年は実施を決めたものの、開催日については未定という。
 同市観光協会によると、祭りは、1560(永禄3)年に大流行した疫病の退散を祈願して始まった。仲、泉、鍛冶、日野、元田、金井の6町が連番制で祭りを取り仕切る。
 大震災では、歴史や屋台を展示する同市金井の山あげ会館が被災。屋根瓦が崩壊し、天窓のガラスも破損、屋台も壊れるなどして休館を余儀なくされた。
 祭りの実施についても、「地元も被災しているからやらない方がいいのではないか」との声も出ていたが、4月30日に当番町である仲町の総会が開かれ、「震災が起きた年だからこそ、祭りの起源に立ち返って開催したい」と実施することでまとまった。仲町では祭りを仕切る若衆10人が週3回集まり、昨年から祭りの準備を始めている。
 その若衆のひとりに米カリフォルニア州出身のウィリアム・バークさん(37)も名を連ねる。6町のうちで最も規模が小さいため、地元以外からも助っ人が加わる。バークさんは宇都宮市在住だが、妻が同市の出身で日ごろから行き来している。バークさんは「日本人でも古い日本の文化に触れる機会はめったにない。誇りに思う」と話している。
 本番に向けては例年以上の対応が必要だ。依然として余震が続くほか、停電対策などの検討もある。若衆を取り仕切る島崎健一さん(41)は「安全面については警察と今まで以上に話し合いをしていく。何か目玉を作りたい」と模索している。(細見るい)
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001105020001

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こちらも開催されるようです。

八溝そばまつり、他県B級グルメも参戦 那須烏山
2011年5月2日

 栃木県那須烏山市の山あげ会館前の広場では14、15の両日、「第1回八溝そばまつり」が開かれる。昨年11月に「食の文化をもう少し高めよう」と発案された。

 八溝そばまつり実行委員会の福田弘平委員長(73)は「人を集めて活性化しないとこの地域が死んでしまう。まつりをやって東北を応援する」と意気込む。開催にあたり、富士宮やきそばや甲州とりもつ煮など他県のB級グルメにも参加を頼んだところ、「自粛ムードでイベントがなかった。ぜひ行く」と返事があったという。
http://mytown.asahi.com/areanews/tochigi/TKY201105010304.html

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