スマートフォンのウイルスにご注意 

説明文ちゃんと読まないと、後々大変な事になりかねないようです。

『PCより危険度が高い!スマートフォンのウイルス』
夕刊フジ 8月24日(水)16時56分配信

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米CAテクノロジーズ社の報告による通話傍受のウイルスインストール画面(写真:夕刊フジ)
 Q:アンドロイド版のスマートフォンを狙ったウイルスがあるとニュースで見ました。スマートフォンを使うのは危ないのでしょうか? ウイルスに感染するとどうなるのですか?

 ■メールやアプリから感染、通話傍受の可能性も

 質問者は、従来の携帯電話からアンドロイド版のスマートフォンに機種変更したばかりです。便利だと言われているアプリ(=ソフト)をいくつかインストールしましたが、ニュースを見て不安になったとのことです。

 たしかに、ここ最近、アンドロイドを狙うウイルスのニュースが多く報じられています。ただ、ウイルスが発見されたのは、これが最初ではありません。最初の発見は昨年の8月といわれ、12月には遠隔操作される「bot(ボット)」と言われるウイルスが見つかりました。その後もアンドロイド・スマートフォンの普及に呼応するかのように、金銭狙いのウイルスがうなぎ上りに急増しています。

 しかし、質問者のようにウイルスを心配する人はまだ少数です。セキュリティー対策ソフトを発売しているトレンドマイクロの鰆目順介氏は「これまでの携帯電話の延長でスマートフォンを利用している人が多く、ウイルス対策をしていない人も多いです。しかし、パソコンと同じようにスマートフォンもセキュリティー対策ソフトが必要です」と語る。

 感染ルートはいくつかあるようですが、メールに添付されたり、アプリのインストール時にくっついてくるケースが多いようです。

 「ゲームや女性の画像にbotが付いてくることが多いです。とくに危ないのが、正規のサイトで有料で売っているゲームが無料で公開されているサイトです」(鰆目氏)

 正規のサイトとは、アンドロイド用のアプリを公開・販売している「アンドロイドマーケット」です。ここはアンドロイドOSを作ったグーグルが管理しているサイトなので、100%とは言えませんが、かなり安全なサイトです。ところが、ここで売られているアプリを無料で配布するアングラサイトや、アダルト画像を無料配布するサイトが別にあり、それがウイルスの温床となっているというのです。

 では、スマートフォンに侵入したウイルスは何をするのでしょうか。

 「たとえば、GPSの情報を盗んでユーザーの昼と夜の位置を把握し、会社と自宅の場所を特定します。この情報をもとに自宅にいない時間に盗みに入ることもできます。また、メールアドレスや電話番号などの情報を売ることもできます。ユーザーの知らないうちに、料金の発生するSMS(ショートメッセージ)を自動的に送らせたり、ダイヤルQ2に電話をかけて料金を発生させることもあります」(同)

 今月1日には米ソフトメーカー、CAテクノロジーズの専門家が、通話した内容を録音して外部に音声データや着信番号、通話時間を流出させるウイルスを発見しました。

 このウイルスは最初、「Android System Message」としてインストールを要求してきます。その内容をよく見ると、「record audio」とか「Phone call」といった怪しい行為を許可しろと要求しているのですが、内容がよく分からない人や急いでいる人などは、中身をよく読まずに「インストール」をタップしてしまいそうです。「インストール」の要求があったときは、面倒でも必ずその内容を読むようにしましょう。

 パソコンと違って、常に電源の入っているスマートフォンだからこそ情報も多く、その分、危険度も高いのです。しかもスマートフォンの情報は直接に金銭に結びつくので、より慎重になるべきです。(松本佳代子)

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最終更新:8月24日(水)16時56分

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