片品―日光(中禅寺湖畔)間、路線バス24年ぶり復活

『群馬)片品―日光間、路線バス復活へ 24年ぶり』
2016年4月15日03時00分

 群馬・栃木両県境の金精道路を通って片品村鎌田と栃木県日光市の中禅寺温泉を結ぶ路線バスが、5月1日から24年ぶりに復活する見通しになった。東武グループに属する関越交通(本社・群馬県渋川市)が運行し、約52キロの区間を1時間半で1日2往復する。日光、片品ともに外国人観光客が増えており、双方をつなぐ路線バスの需要も伸びるのではないかと踏んでいる。

 金精道路は毎年12月下旬~4月下旬に雪で閉鎖されるため、運行は5月1日~10月30日の予定。平日・休日とも鎌田発が午前7時と11時10分、中禅寺温泉発が同9時と午後1時20分だ。

 料金は乗車区間によって700円~2千円で、同社が運行する尾瀬玄関口の大清水行きバスなどへの乗り換えを想定し、片品村内で乗り降りが自由にできる2500円のフリー乗車券(4日間有効)もある。

 また、東武鉄道浅草駅から電車と東武バスを乗り継いで中禅寺温泉に行き、復活する路線バスで片品村に入り、関越交通が運行する高速乗り合いバスで新宿に戻る(逆コースも可能)という8100円の周遊チケットも検討されている。

 片品と日光を結ぶ路線バスは、1965年の金精道路開通を受けて運行されたが、マイカーの普及に伴って利用者が減り、1992年に廃止になった。今月12日には金精道路の通年通行実現を求め、片品村や日光市などが期成同盟会を発足させたばかり。海外からの観光客増加に後押しされる形で、片品と日光の連携は強まりそうだ。

http://www.asahi.com/articles/ASJ4G4W6HJ4GUHNB00N.html

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