【報道】 被災地の学校関係

特記以外はyahooニュースより

『新学期の教科書、67万冊が津波被害で使えない』
読売新聞 3月27日(日)3時8分配信

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宮城県南三陸町で津波に押し流され泥だらけになった教科書=大原一郎撮影
 東日本巨大地震の影響で、宮城、岩手、福島など6県の小中高校で4月から使用予定だった教科書のうち少なくとも計約67万冊が使用不能になったことが26日、文部科学省の調査で分かった。

 津波による流失や倉庫の倒壊などが原因とみられる。教科書会社は急きょ、増刷などを検討しているが、印刷用紙の保管庫も被害を受けており、供給が困難になる事態も予想される。同省の集計では、これまでの地震などで校舎が倒壊、破損した学校は3県だけで2000校近くに上り、被災地の新学期スタートに難題が浮上している。

 同省によると、教科書の被害が確認されたのは、宮城など3県のほか、青森、茨城、千葉の計6県。67万冊のうち32万冊は宮城県分で、同県全体(240万冊)の13%。このほか、岩手県17万冊(県全体の12%)、福島県14万冊(同7%)だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000824-yom-soci

asahi.comより
『被災地の小中高、土曜授業も 時間確保へ、文科省認める』
2011年3月27日5時24分
 文部科学省は、東日本大震災で被災した公立小中高の授業時間数を確保するため、土曜日に授業を行うことを認める方針を固めた。多くの地域や学校で新年度の始業が大幅に遅れ、平日だけでは授業時間が足りなくなるとみられるためで、文科省は「震災で学習環境が悪化した児童生徒にも、将来のために学力をきちんとつけさせる必要がある」と説明している。

 公立の小中高は週5日制。学校教育法施行規則は土日や祝日に授業ができるのは「特別の必要がある場合」に限ると定めている。実際には土曜に授業をしている学校は多いが、これは任意参加の補習や、「地域住民に授業を公開する」などの条件付きで例外的に認められているものだ。

 文科省は、震災による授業時間不足は「特別の必要がある場合」に当たると判断した。今後、被災地の教育委員会に周知していくという。

 文科省は被災県の教委に対し、子どもたちの学習に著しい遅れが出た場合、補習を行ったり宿題を出したりして、可能な限り学力の底上げをはかるよう求める通知も出している。(青池学)

http://www.asahi.com/national/update/0327/TKY201103260464.html

『政治社会人液状化被害の浦安南高が船橋旭高へ一時移転』
産経新聞 3月27日(日)0時16分配信

 千葉県教育委員会は、液状化でグラウンドなどに大きな被害が出た県立浦安南高校(浦安市高洲)を、4月の新年度から船橋旭高校(船橋市夏見台)に一時移転することを決めた。移転期間は約6カ月間の見通しという。船橋旭高の校舎が統廃合により、来年度から使われなくなるため、空き校舎を利用する。

 県教委によると、浦安南高は敷地全体が地盤沈下し、校舎などの建物と敷地に約1メートルの段差ができた。水道管と排水管の破損で水道やトイレも使えず、授業が困難な状況だという。

 移転先の船橋旭高は、4月から船橋西高と統合されて、船橋啓明高となり、新校舎は船橋西高が使われる。このため空き校舎となる船橋旭高に、浦安南高のすべての施設が移転可能で、浦安市からも近いことから一時移転が決まった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000501-san-soci

読売オンラインより
 東日本巨大地震や東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、東北や首都圏への修学旅行を予定していた西日本の学校が、行き先の変更や延期を余儀なくされている。

 大手旅行会社によると、関西地方の中学校は4~6月が修学旅行のピークで、半数程度は関東方面が占める。今年は定番の東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)や国会議事堂に加え、建設中の東京スカイツリー見学が人気を集めていた。

 しかし、ディズニーリゾートは地震発生以来、休園。計画停電や余震への懸念も広がり、担当者は「関東方面を計画していた学校の8割から、旅行先を変えてほしいと連絡がある」と話す。

 4月20日から2泊3日で、山梨、東京を訪ねる予定だった滋賀県米原市立河南中は、急きょ、行き先を長崎に変更、今月22日に保護者へ通知した。班別での都内見学が予定にあり、山本太一校長は「計画停電による交通マヒや放射能事故への不安の中、生徒だけで移動させるのは安全面で問題がある」と変更の理由を説明した。

(2011年3月27日07時07分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110326-OYT1T00875.htm

2 Replies to “【報道】 被災地の学校関係”

  1. e-とちぎどっとこむの兄弟サイトでは、文房具の募集をしています。
    本来ならば、そういった活動も主体的に実施すべきとも思うのですが、
    正直、県北東部の現状を考えると、なかなか外部の支援という所まで踏み切れていません。
    でも、那須烏山でも物資搬送に取り組んでいるし、悩ましいですね。

    もりおか地域SNS「モリオネット」::【緊急】東北地方太平洋沖地震に関する情報共有 – ホーム
    http://sns.city.morioka.lg.jp/community/?bbs_id=300

  2. > うすいさん
    未使用品を大量にそろえるとなると、複数の組織の協力が必要ですしね。

    一般ニュースにもなっていますね。
    地域SNS活用、学用品支援の輪が全国に
    読売新聞 3月27日(日)14時35分配信

     東日本巨大地震で被災した子どもたちのために、特定地域を対象にしたインターネットの会員制交流サイト「地域ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」を活用した支援の輪が全国に広がっている。

     盛岡市の「モリオネット」の呼びかけに、全国の地域SNSが呼応。家財道具を失った子どもらに届ける学用品を募っている。

     モリオネットは地震発生後、避難所や安否確認などの緊急情報を掲載する掲示板を開設。これを見た各地の地域SNSなどから支援の申し出が相次ぎ、17日、「学び応援プロジェクト」として、ノートや鉛筆などを被災地の子どもらに送る活動を始めた。

     協力するのは、「おのみっち」(広島県尾道市)や「ひょこむ」(兵庫県姫路市)など、約20の地域SNS。尾道市では、段ボール箱20個分、姫路市でも15個分の学用品が寄せられた。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000310-yom-soci

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