【報道】経営不振に震災追い打ち…江戸から続く料亭廃業

読売オンラインより
 東日本大震災の影響で、栃木県大田原市中央の老舗料亭「岩井屋」が、江戸時代中期から続く260年の営業を終え、廃業した。

 岩井屋は戦後は長く結婚披露宴会場として繁盛したが、近くに結婚式場などが進出したため披露宴が激減。経営が苦しくなり、震災で建物が壊れたため、営業に幕を下ろすことにしたという。

 同社は1751年(宝暦元年)創業。当初は旅館だったが料亭となり、結婚披露宴などの宴会場として繁盛。第2次ベビーブーム世代の結婚が相次いだ1990年代中頃は、年間130組が利用した。

 しかし、その後は企業などの宴会が減少した上、新しい結婚式場ができたこともあり、披露宴の年間申し込みは一けた台に落ち込んだ。

 岩井屋は震災で鉄筋コンクリート2階建ての2階宴会場の壁などが崩落したほか、平屋の和室天井なども被害を受けた。青柳能明
よしあき
会長(55)は「復旧工事しても、経営が成り立つかどうか」と悩み、廃業を決めたという。

 長年利用してきた吉成仁見大田原地区医師会長(60)は「岩井屋は城下町の頃から伝わる『大田原の文化財』のような場所だった。なくなるのは寂しい」と惜しんでいた。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110511-OYT1T00364.htm

3 Replies to “【報道】経営不振に震災追い打ち…江戸から続く料亭廃業”

  1. 鬼怒川温泉でも老舗の旅館などが震災&原発不況で潰れてるという話を聞きます。おりからの「サブプライムローン」の崩壊の不況にさらに上乗せの形でおきた震災&原発問題。

    不況ってすべてのものを壊してしまいますね。
    こんな恐ろしいものを約二十年も放置しておくとは…。

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