液状化の危険性ある地名

「日の出」と「緑」は宇都宮にもありますね・・・。
「台新田」というのも。

yahooニュースより
『液状化の危険性ある地名「緑」「日の出」「新田」「池」など』
NEWS ポストセブン 9月20日(火)7時5分配信

東日本大震災では内陸部でも発生した液状化現象。40年以上前から液状化の研究をしている関東学院大学工学部教授の若松加寿江さんによると、液状化は同じ場所で繰り返し起こる可能性が高いという。そして、もうひとつ、液状化の危険度を示す指標になるのが、地名だという。若松さんはこう説明する。

「地名はその土地の成り立ちを表すことが多いんです。例えば、『池』や『沼』などがつく土地は『低湿地』を、『新田』は湿地帯や荒れ地を新しく開墾した『田んぼ』を表しています」

液状化の危険性が高いのは、「地下水位が高い(浅い)場所」「若齢な地盤の場所」「砂質地盤または地下水位が浅い砂質地盤の場所」など。「池」や「沼」がつく地名は、それらの場所に当てはまることが多いというわけだ。

しかし、なかにはわかりづらいものもある。たとえば「緑」がつく地名は、埋め立て地・造成地を示しているのだという。若松さんは以下のように解説する。

「緑は、造成地なので若々しいイメージの良さを狙って命名されているのだと思います。東京都足立区千住緑町、新潟県長岡市緑町など全国の12の緑町に過去の液状化履歴があり、東京都墨田区の緑町では、1894年の東京湾北部地震と1923年の関東大震災の両方で液状化が発生しています。イメージが良い町名、おめでたい町名は新しい土地ですから要注意です」

「日の出」なども同様で、東日本大震災では千葉県の浦安市、船橋市、茨城県潮来市で液状化が確認されたという。未来の液状化を予測することはできない。だが、歴史から学べることはたくさんあるはずだ。

※女性セブン2011年9月29日・10月6日号

最終更新:9月20日(火)8時45分

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110920-00000009-pseven-soci

10 Replies to “液状化の危険性ある地名”

  1. 先週、茨城県潮来市を車で通りました。
    走っていると道路工事をやっていて、かなりの距離が波打っていました。

    これは、液状化だなと話しながら道路の断層を見てみると、砂地でした。
    まだ新しい道路だったような気がしますが、まじかでみて震災の大きさを改めて知りました。

    地名は日の出でした。

  2. 13年前まで、宇都宮市緑に住んでいました。「緑」は、昭和30年代から40年代にかけて造成された団地です。
    江曽島駅周辺の地名は戦後に開けた場所なので「春日」「八千代」「双葉」など 地域の歴史とは無関係の地名です。「今宮」は歴史に由来する地名です。
    「緑」は 先にできた「双葉」からイメージされたのではないでしょうか。ただ、土地は高いところだったので 緑が丘小学校の西側以外、埋立地ではありません。緑3丁目の低い部分はもともと西川田川沿いの沼地で、小学生の通学路を作るために、保護者達が古い電柱を使って木道を整備したという記録が残っています。

  3. 台新田は、田んぼより高い丘の上なので「台」新田ですから造成地ではありません。
    宇都宮だと「川田」「簗瀬」が田川の氾濫が多かった名残ですよね。「砂田町」とか、上三川町の「梁」「石田」「磯岡」なども水に関係しているようです。「上三川」という地名も川からきてますが。

  4. > さにぼーさん
    宇都宮の地名の由来ありがとうございます。
    地元に住んでいても、こういった地名の由来とかは、あまり聞く機会もありませんね。

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