漫画やアニメで地域を活性化の事例

nikkansports.comより
『「サザエさん」「らき☆すた」「ドラえもん」…漫画やアニメが地域を活性』

 相次ぐイタズラで世間を騒がせたが、桜新町商店街(東京都世田谷区)には漫画「サザエさん」の銅像が設置されている。このように、作者が生まれ育った街や長年住んで創作を続けた街、アニメの舞台となった街などで、漫画やアニメを地域活性化につなげる事例が増えている。

自治体や地元商店街が、人気のある漫画やアニメ作品を活用
【サザエさん】
サザエさん一家の銅像は、作者の長谷川町子が長年過ごした桜新町の駅前に、桜新町商店街の振興組合によって今年3月に設置された。1985年には長谷川町子美術館が開館しており、それを機に振興組合が音頭をとり、駅から美術館をつなぐ通りを「サザエさん通り」に改称した。
今年5月には、海にまつわる一家の名前を思いついたゆかりの地、福岡市早良区にも「サザエさん通り」が誕生した。

【ゲゲゲの鬼太郎】
今年5月に2000万人を突破した「水木しげるロード」(鳥取県境港市・1993年)は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるの出身地にある。水木しげるの漫画に登場する妖怪像が並び、2003年に水木しげる記念館も開館した。
NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の舞台となった調布市では、ドラマのロケが行われた深大寺周辺と調布駅周辺の散策マップを作成したり、ゲゲゲの鬼太郎キャラクターが入った原動機付自転車のナンバープレートを交付するほか、さまざまなイベントも開催している。

【名探偵コナン】
漫画「名探偵コナン」の作者青山剛昌の出身地である、鳥取県北栄町は「名探偵コナンの里」として地域活性化に力をいれており、青山剛昌ふるさと館(2007年)が開館し、コナン通りにモニュメントを設置している。

【らき☆すた】
アニメ雑誌の付録で、埼玉県久喜市(当時は鷲宮町)の鷲宮神社をはじめとした、いくつかの場所が「らき☆すた」の舞台の1つであると紹介されたことをきっかけに、ファンが聖地巡礼と称して登場した場所を訪れるようになった。地元商工会でオリジナルグッズを制作したり、イベントを開催したりしている。

【サマーウォーズ】
2009年公開のアニメ映画「サマーウォーズ」の舞台になった長野県上田市。サマーウォーズの里「信州上田」として、映画に登場した城下町の町並みや上田電鉄別所線などロケ地マップをホームページ上で紹介している。

作者の描いた漫画・アニメのキャラクターを一堂に
 人気漫画家やアニメーターに着目して地域活性を図る動きとして、自治体と作者などが協力して美術館を設立する事例が見られる。

【手塚治虫】
手塚治虫が生んだ「リボンの騎士」や「鉄腕アトム」などのキャラクターが迎えてくれるのは、宝塚市立手塚治虫記念館(兵庫県宝塚市・1994年開館)。宝塚歌劇の影響を受けたという「リボンの騎士」のサファイアが宝塚市の特別住民となったことをうけて、公募で選ばれた2名の「観光大使サファイア」が宝塚市の魅力のPRも。

【藤子・F・不二雄】
川崎市には、「ドラえもん」や「パーマン」に会える川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(川崎市・2011年開館)がある。屋上には土管のあるはらっぱやどこでもドアがあり、ミュージアムカフェでは「ジャイアンとカツ丼」なども食べられる。

【スタジオジブリ】
「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」の宮崎駿監督率いるスタジオジブリの作品に触れられる三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市・2001年開館)では、ネコバスルームやロボット兵のいる屋上庭園などの空間が用意されている。

【石ノ森章太郎】
東日本大震災で被災した宮城県石巻市には、石ノ森萬画館(2001年開館・現在休館中)がある。JR石巻駅と石ノ森萬画館をつなぐ「いしのまきマンガロード」には、石ノ森章太郎が生んだ「サイボーグ009」や「仮面ライダー」などに登場する石ノ森キャラクターが点在していた。

 このほかにも、全国各地で漫画やアニメが一役買った事例がある。その一部を紹介すると…。

●北海道浜中町
「ルパン三世」の作者・モンキー・パンチの出身地。町中にキャラクターが点在し、車体にキャラクターが描かれたラッピング列車・バス・タクシーが運行。

●秋田県横手市
「釣りキチ三平」の作者・矢口高雄の出身地。「増田まんが美術館」では、矢口高雄氏の作品やマンガ文化の歴史、国内外の漫画家の原画を紹介。

●石川県金沢市
アニメ「花咲くいろは」の舞台・湯涌温泉で、劇中に登場する架空の神事「ぼんぼり祭り」を観光協会主催の「湯涌ぼんぼり祭り」として再現。

●埼玉県春日部市
「クレヨンしんちゃん」の舞台。市の「子育て応援キャラクター」やさまざまな広報活動で登場。今年6月5日に、1万枚限定の「クレヨンしんちゃん一家特別住民票」が完売。

●埼玉県秩父市
アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台。市の観光課が中心となって秩父アニメツーリズム実行委員会を発足、商店街と連携してスタンプラリーや街灯フラッグを掲出。

●千葉県鴨川市
アニメ「輪廻のラグランジェ」の舞台。輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会を発足、facebookを立ち上げ、イベントを企画するなど。

●東京都葛飾区
「こちら亀有公園前派出所」の舞台。区内の14カ所に、両さん(両津勘吉)をはじめ、「こち亀」キャラクターの銅像が設置されている。

●広島県竹原市
アニメ「たまゆら」の舞台。舞台となった市内の風景を紹介している。

●高知県香美市
「アンパンマン」の作者・やなせたかしの出身地。「香美市立やなせたかし記念館」(愛称アンパンマンミュージアム)が設立され、ジャムおじさんのパン工場などを再現。

http://housing.nikkansports.com/news/f-hs-tp0-20120620-2012062021623.html

8 Replies to “漫画やアニメで地域を活性化の事例”

  1.  宮代コミュニティーセンター(以前コメントをいただいた小学校の近く)の芝生に、アニメのコスチュームを着た人たちが集まっているのを、車で通り過ぎるとき見かけることがあります。
     何のためにそこに集まるのかは知りませんが、鷲宮や幸手に近いので、何か関係があるのかもしれません。

  2. > ヤマモト五十六さん

    シブ過ぎー! ・・・ もっと こう 分かりやすくないと・・・ だわっ。

    > ひでながさん

    もしや、 らきすた?

    横から ごめんなさい。

  3. > らぱんにゃさん
    鷲宮は、らきすたで街おこしをしていると新聞で読んだことがあります。幸手は、街灯にらきすたの旗がかかっていました。宮代は、件の人たちを見かける以外気付いたことはありませんが、何か関係があるのかな、と思いました。

  4. > らぱんにゃさん
    栃木には、文星芸大のマンガ専攻があるから、そこから人材がでているのでは。
    あと、柊あおいさんが壬生町出身ですね。

  5. > ヤマモト五十六さん
    石川賢(1948年6月28日 – 2006年11月15日)
    代表作
    『ゲッターロボ』、『魔獣戦線』、『虚無戦記』
    以上ウィキペディアより

    私が、聞いたことあるのは「ゲッターロボ」くらいかな。

  6. > ひでながさん
    コスプレイヤーのサークルとかイベントとかがあるのかも?

    幸手は、らきすたの主人公の泉こなたが住んでいるとされていますね。

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