県内図書館、貸し出し増 背景に不況

公共施設が活用されているのはいいけど、いろいろと節約が主因みたいですね。

『県内図書館、貸し出し増 背景に不況、定年後の団塊世代利用』
(11月20日)

 「活字離れ」や「出版不況」と言われる中、県内公立図書館の貸出冊数が増えている。背景には景気低迷などによる新刊本の買い控えのほか、定年退職後の団塊世代や子育て中の主婦らの利用増があるようだ。中には新刊本の予約が半年待ちといったケースも。各図書館は現在利用が少ない中高生の取り込みを図ったり、視覚障害者や高齢者向けの「大活字本」の充実に努めさらなる利用者増を目指している。

 宇都宮市昭和3丁目の主婦(34)は、2週間に1度は必ず長女(2)と同市明保野町の市中央図書館を訪れる。多いときは絵本10冊に加え子育て雑誌も借りる。「読みたい本があれば、まず図書館にあるか調べます。なければあきらめて買う感じですね」

 同市の公立図書館5カ所などの2012年度4~10月の利用者数は約55万人、貸出冊数は約279万冊に上り、前年同期に比べそれぞれ約7%増加。11年7月に市南図書館が開館したことも要因の一つだが、市中央図書館の増渕館長は「新刊本の買い控えも貸し出し増に影響しているのでは」と推測する。

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