踏切は無理して渡らない

山陽電鉄で大きな踏切事故があったようです。

踏み切りの先に車列があるのに、無理して渡った中型トラックの荷台部分が走行中の電車(しかも特急で前方の駅は通過だったので、速度が高め)と接触して、電車の先頭2両が脱線して、運転士が重傷、乗客が軽傷という事故。

一部テレビ番組では、鉄道のほうが悪いとする傾向にあったようです。
(ツイッター上でのツイートより)
・直線で見通しが良いのに電車の運転士はなぜ気づかなかったのか
・前方の駅のホームを6両対応にしたから大惨事になった

県内でも、踏み切りのすぐ先に交差点となるところもあるので、踏切の前方に車列が見えたら、無理して渡らないほうがいいでしょう。

下野新聞・47ニュースサイトより
『特急脱線でトラック運転手逮捕 兵庫・山陽電鉄、車両撤去へ』
(2月13日 07:59)

 兵庫県高砂市の山陽電鉄の踏切で、特急電車が自動車運搬用トラックと衝突して脱線し乗客ら15人が重軽傷を負った事故で、県警は13日、自動車運転過失傷害容疑でトラックを運転していた延東恵一郎容疑者(36)=同県伊丹市=を逮捕した。「その通りです」と容疑を認めているという。

 県警は同日、トラックを運行する大阪府池田市の「那須商会」など関係先数カ所を同容疑で家宅捜索する方針。

 山陽電鉄は同日午前2時ごろ、事故車両の撤去作業を始めた。同県明石市の車庫に運ぶという。県警や運輸安全委員会の鉄道事故調査官は、ホームに乗り上げた先頭車両の運転席やトラックの後部などを確認。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/domestic/main/news/20130213/980312
画像が掲載された記事はこちら
http://www.shimotsuke.co.jp/news/domestic/main/news/20130212/979986

2 Replies to “踏切は無理して渡らない”

  1. というか道交法上は、

    > 第五節 踏切の通過
    > (踏切の通過)
    > 第三十三条 車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ)で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる。

    という記述ですが。
    > 安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。
    ≒踏切の前方に車列が見えたら渡らない

    っていうのが不文律だよね。

    現場の画像を見るだけでは分からないけど、報道によれば、

    1.セルフローダーの後部が踏切内に残り、
    2.スロープが踏切に引っかかって出れなくなり
    3.踏切を通すためにスロープを下ろしたところに車両突入

    ってことみたいだけど、

    1.は車なら折れるように作ってある筈だし、
    2.引っかかって出れないような空きスペースなら、スロープ下ろしたところで出られないし、
    3.物的にスロープは運転席から視認は困難だろうし、物の性格と強度からすれば、乗り上げたら横転するよな

    ってな話ですよね。
    スロープ下ろさなければここまでの惨事にはならなかったと思うけど、
    パニックだから仕方ないのかな。
    警報機は押されつつ、センサー後作動って話もあるけど、警報機は速度と押されたタイミング的に間に合わなかったってことか。

    http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/02/13/kiji/K20130213005186230.html

    あ、ワイヤー式遮断機の場合ってどうなってんだろ?

  2. 絶対、ダメ! って教わりましたよね。

    小学校6年間で数回ですが、学校手前の東海道線踏切が事故かなにかで『開かずの踏切』になっちゃって、近くの大人の人や先生方が安全確認しながら渡してくれる、ということがありました。

    どきどきしながら走ったことを覚えています。転んじゃいけないと思って(>_<)

    自動車の免許をとって最初の頃は踏切を渡るときも、エンストさせないように緊張しました。

    踏切も水没した道路も、渡った先のスペースが確保されてから発進するのは、基本とか以前に、当たり前だと思うんだけど…

    運転士の過失…(゜゜;)

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